週に1回のインスリン注射
こんにちは、院長の小島です。恥ずかしながら毎年検診でメタボを指摘される僕は、何とか糖尿病になるのを回避しようと日々糖質制限に取り組んでいます。なので糖尿病の治療薬は患者目線で考えていますが、今注目しているというか、いい薬だなあと思うのが、週に1回のインスリン注射です。
インスリンというと、毎日2〜3回、血糖測定を自分で行い、自分で注射までする、つまり1日に最低4回、週に28回も針を自分に刺さないといけない治療です。正直、あり得ないというか、絶対やりたくない、と思います。
インスリンを打ち始めたらもう末期、もうだめ、みたいな印象を持っている方も多く、なかなか飲み薬で血糖値が下がらない方にも、「次の診察で血糖値が下がっていなかったら、インスリンですね」と伝えると、ほとんどの人が頑張ってくれるようになります。
そんな中、現在は週に1回のインスリン注射製剤があります。正確にはインスリン注射ではなく、GLP1受容体作動薬といってインスリンの分泌を促進する薬剤です。低血糖の懸念が低く、持続時間が長いため、週に1回のみの使用で効果が出ます。毎日の血糖測定も不要です。
さらには食欲を抑える効果や体重を減少させる効果も確認されており、理想的な糖尿病薬と言えると思います。
もしも、万が一、僕が糖尿病になってしまったら、朝1回の内服薬を開始し、その次はこの注射薬にしようかな、と思っています。
ひとまず今日も糖質制限して体重落とそうと思います。